こんにちは!
とうとう、母、やってしまいました(泣))))
風邪の影響でふらつきが酷かった時に転倒予防のためにつけた手すりで、
数週間後にぎっくり腰、起こしてしまいました!
これ、未然に防げたと思うんですよね。なぜなら、
「わ~~~!これ(手すり)便利ね~~~~。ラク~~~」と、
母が手すりを半ば強引に引っ張り立ちしていた光景を、
幾度となくみていたのですよね。
あの時の、なんか、もやっ…としていた感情を、もっと見つめるべきでした。
ぎっくり腰を起こして3週間目の今、整骨院通いを毎日行っている最中です。
随分楽になりましたが、時間かかりました…
老体に更に苦痛を与え、また更に私も介護が大変に。
そんな反省を、ここに綴りたいと思います。
こういう事態に陥らないよう、手すりの設置時は、
ぜひとも、この視点も忘れずに参考にされてください☆
認知症介護|手すり(福祉用具)設置で、ぎっくり腰にならない重要な視点とは!
晩夏にひいた風邪で熱を出し、
その影響でふらつき、自室で転倒。
以前から設置していた手すり(ベストポジションバーといいます)で前額部を強打!
頭部CTでの出血の所見はなく、とりあえず(※)は安心したもの、
安静が長かったために足元のふらつきと、立ち上がりに困難が見られました。
そこで、新たに手すりの設置を検討したんですね。
担当ケアマネジャーと福祉用具の方と延々1時間はあーだこーだ
ようやく決定した手すりの位置が以下の画像です^^
(※頭部打撲はその後の観察が重要です。当時は出血痕がなくとも、じわじわと出血を起こしていることもあり、突然に発症することがあります。吐き気や頭痛、歩行障害・意識障害などいつもと変わった言動や行動がみられたらすぐに受診してください。昔からたんこぶができたら大丈夫と言われていますが間違いです。たんこぶができるほど強打した=頭蓋内への影響があるかもしれないと考えます。ご注意を!)
左は、母が日中座ってテレビを見ている場所です。
この状態でみると、特に違和感は感じられないと思うのですが、
実は、これはぎっくり腰になってから、椅子の位置を改めた写真なんですね。
設置した当初は、この椅子、もっと奥にあったんです!
写真でいうと、椅子が右の方へもっとズレていたということです。
その右奥突き当りにはテレビが設置されています。
耳が遠いため、出来るだけテレビに近づけて椅子を寄せていたので、
手すり設置時も、手すりを椅子に近づけようとしたんですが、
なんせ、足元のラグの上には設置不可能で断念。
仕方なくラグの端ギリギリに設置するしかない、ということになった訳です。
そこで、気づいていればよかった!!
すると、この位置関係で何が起こるかというと…?
もう、お判りですね。
椅子から遠い手すりを掴んで立とうとするために、
右手、右腕、右の背部に負荷がかかり続け、
とうとうある日ぎっくり腰になってしまった、という現実が起こってしまったということです。
可愛そうなことをしてしまったと、椅子を手すりに近づけることを思いつかなかった自分を心で罵倒しましたね。
本末転倒すぎますよね。
しかし、なぜ私がこの現象を予測できなかったのかと自問自答したところ、
決定的な問題点が見つかりました。
それは、冒頭でお話した母の喜んでいた言葉なのです。
「わ~~~!これ(手すり)便利ね~~~~。ラク~~~」
あー、 よかったよかった。
これだけしっかり掴まっていれば、転倒はないだろう。
この安心感が盲点になってしまったわけです。
しかし、その後、あまりに依存的に掴まろうとする態度に、何とも言えない不安を感じ、福祉用具さんや担当ケアマネに相談していたんですね。
そこで、お互いに出した答えは、
不慣れだろうから暫く様子を見よう、でした。
確かに、様子を見なくてはわからないことがいっぱいあるのですよね。
しかし、私は安心と共に、一抹の不安を感じていたということを、ないがしろにしてはいけなかったんですね。
母が手すりを半ば強引に引っ張り立ちしていた光景
なんか、もやっ…としていた感情
もっとその先の展開を突き詰めるべきだったんだと、今となって思います。
【教訓】
もやっとしたら、その原因をとことん突き詰める!
在宅介護の現場って、わかったつもりでいましたが、本当につもりでした。
実際に体験してみて、もっとこうした方がいいな、教科書は当てにならんなということなんて、一杯あります!
何故なら、介護は人の数だけ形があるからですね。
そんな基本的なことを、母を通して教えてもらっています。
痛い思いをさせたけれど、少しずつ良くなっていることが救いです^^;
危険はないかと、アンテナピリピリのご家族の方々、
いつもいつもお疲れ様です!!
私の経験が、明日の笑顔につながれば幸いです。
共に後悔しない在宅介護、踏ん張っていきましょうね☆
最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました☆