こんにちは!
昨夜まで、痛めた腰で「アイタ アイタ」と言っていたのが、
今日はぱったり痛く無くなったという母。
また行きつ戻りつしながら緩解していくのだと思いますが^^
今日は、母と私にとって、忘れられない日なんですよね。
2011年の11月9日、余命半年と言われた母の多発性肺転移がんが、
抗がん剤をせずにきれいに消えてしまった記念日なのです。
画像をみて驚かれた担当の知念先生にそう言われてから丸8年が経った今日。
もしかすると、母にとっての再生の日かもですね!
こじつけでもなんでも、いいように受けとって感謝していようと思います☆
ところで。
「シルバー川柳」ってご存じでしょうか?
これまで書店で立ち読みしてクスっと笑っては置いていましたが、
「今の母にいいかも♪」とひらめき、先日購入してみました。
その後、母の様子を見ていて変化があったのでシェアしますね!
認知症介護|「シルバー川柳」は高齢者の心のケアに効果的だった!
最近、腰痛で思うように動けなくなったためか、
夜間のトイレに間に合わないことが多くなっていたんですね。
毎晩、便失禁でおむつを部屋の中で隠すという行為が続いていました。
それに伴っていつもの陽気な様子が陰りだし、(忘れがちでもショックなことは覚えている)
毎日欠かさず楽しみに見ているテレビもつけずに、
ぼ~と座っていることが見られるようになってきていました。
そんな状態を脱却するには、腰痛が軽減してくれることが一番ですが、
こればかりはコントロールできないことですからね。
ですが、心と体は連動していますので、先に心を持ち上げてはどうかと思ったんですね。
そして、母の好きな読書で、よい本はないかな~と探しに行きました。
写経の本を見つけました。
無宗教ながら般若心経好きな私にとっては好みでしたが、
母の気性で写経するとは思えず^^;
すぐ横にあったので次に目に入ったのが、「シルバー川柳」でした。
手に取り、そういう目的で読んでいると、
ユニークな川柳の中に、心がふっと軽くなれる要素をみつけたんですねー!
それは、母と同じ境遇の高齢者の声が詰まっているということでした。
母はデイサービスで、自分と同じようにあちこちが痛い人、
身体に障害がある人がいることを目の当たりにして、
お互いに年を取っているということを自覚していっていると思うのですよね。
老いはどうしようもなく訪れるもの。
ならば、その老いを受け止めていければいい、という理想はあれど、
でも、実際に心身が辛い状態の時は難しいものですよね。
そんな時は、辛い状態を体験している仲間の声を聴き、
分かち合えれば効果的だと考えたんです。
その点、シルバー川柳は、同じ境遇の高齢者の自虐ネタで面白おかしく詠まれているので、
笑いながら老いを受け入れるのではないか?と思ったわけです。
早速買ってきた本をテーブルに置いておいたら、何気に手に取り眺めてました。
数日したら、大事に自分の部屋のテーブルの下に^^
昨日は、デイサービスから戻って暫くして読んで微笑んでいる姿が見受けられました。
私「おもしろかろ~?」
母「ほんとやね~。おかしかね~~」
この本の特徴は、ゲラゲラ笑えるものではなく、クスっとする感じなんですよね。
「シルバー川柳」が、クスっとさせてくれながら、心の重しを軽くして、
母の気持ちに寄り添い分かち合えるツールになってくれているように思いました。
そして、すぐに母の様子に変化が見られたんですね。
この数日間、腰痛は変わらずとも、
夜間に汚したおむつパットをトイレのバケツにちゃんと入れることが出来て、
新しいパットを装着できていたんですねー!
これまでもずっとトイレ関係の様子をみてきましたが、
精神的に落ち着いているときは、行動も安定してくるものなんですよね。
認知症だからといって、出来ていたことが出来なくなったからといって、
全てその機能を無くしたわけではないんですね。
いかに精神的に安定させることができるか、が認知症の症状をよくもわるくも左右する、
ひとつの大きな環境要因だと感じています。
こちらのオリコンニュースでは、シルバー川柳の効果を詳しく説明してくださってます!
サラリーマン川柳も、サラリーマンあるあるに共感して癒されているでしょうし、
「お~いお茶」のティーパックにも購買者の俳句が掲載されていて、
「わかるー!」となって癒されるんですよね~♪
自分の体験をシェアするということが、誰かの心を軽くすることに繋がっているのだということを感じられるというおまけも今回ついてきました♪
こうしてブログを続ける意味も感じられてよかった^^
お互いに認知症介護、これからも踏ん張っていきましょう!
最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました☆